住宅の外壁色はこう決める



私は住宅の外壁の色を何にしたら良いか相談された時、決まってこう答えます。

「隣の家と同じ色にしましょう。」

なんともいいかげんと思われるかもしれませんね。

でもこれはきちんとデザインした上での結論なんです。

ミラー効果という心理学用語をご存知ですか?

自分と同じような行動をする相手に好感を抱く効果のことです。

そうです、お隣と外壁の色を合わせる事で、お隣さんと仲良くなろうというデザイン手法なんです。

特に新しく土地を購入して家を建てる場合、そこでの近所付き合いも初めてなわけです。

そんなお客さまにとって最も気がかりなことの一つが、ご近所とうまくやっていけるかということです。

これは、逆の立場の既にそこに住んでいるお隣さんにとっても同じです。

今度どんな人が引っ越してくるのだろうということは結構一大事ですよね。

それら関わる人たちの心配を解決する事がデザインの役割です。

ですからここは迷わず、隣の家と同じ色にするという選択になるのです。

そうは言っても、「お隣の家の色がどうしても好きになれない」ということもあり得ますよね。

その場合には、反対隣はどうでしょう。

それも気に入らなければ、お向かいさん。

昔で言う、向こう三軒両隣の範囲で探すのです。

それでも好きになれないようでしたら、そこで良い近所関係を築いていくのは無理かもしれませんね。

土地を選ぶときはそういう観点で見るというのも有効な方法だと思います。

住宅雑誌やWEBの画像サイトなどを見れば、様々な外壁色の住宅が載っています。

でも、その中から好みの色を選ぶことはデザインとは言えないという事がお分かりいただけたでしょうか。

「外壁は隣の家と同じ色にする。」

しっかりデザイン思考を持って決めれば、お客さまにもきっと納得していただけるはずです。

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