780件のプランを描いた後に見えた景色


思い返すとこの15年、1週間に1つは住宅のプランを描いていました。もちろん建築まで至らなかった案件や課題として描いたものを含めてですが、単純計算すると780件のプランを描いていたことになります。結構な量になりましたので、ここでちょっと総括してみようと思います。


まず、これまでずっと変わらなかったこと。

それは、住む人の喜ぶ顔を想像しながら描いたこと。

住む人が実在しない仮定の課題でプランを描くこともありましたが、その時も常に住む人をどれだけリアルに想像できるかが肝でした。逆に言えば、住む人の顔が想像できない場合は全く鉛筆が動きませんでした。ここであらためて実感するのが、住宅デザインは住む人の問題解決が本質だということです。住む人がいなければデザインは成立しません。


次に、以前と変わったことについて。

それは、プランを描くことで疲れることがなくなってきたことです。住む人を想像しながら、「なんとか良い家をつくらなければ!」という気負いが当初の私にはありました。人の一生を左右するような家づくりですからそれは当然かもしれません。でも、今はそんなに気負わなくても良いプランができる自信があります。それは、住宅デザインがセンスではなく、繰り返しやれば誰でも身に付けられる技術だと気づいているからです。


以上のように長年住宅デザインをやり続けてきた結果見えた景色を皆さんにお伝えさせていただきました。




0回の閲覧

© 2020 RUSKA DESIGN

  • Facebook Basic Black